AirレジとSquareを比べるときは、POSとしての会計機能と、決済サービスの条件を分けるのが出発点です。ここではAirレジとAirペイを組み合わせる構成と、Squareのフリープランを使う構成を比較します。
どちらかを一律に1位とはしません。カウンター会計だけでよいのか、客席注文まで必要なのかで、確認すべき点が変わるからです。
比較の前提をそろえる
AirレジはPOSレジ、Airペイはキャッシュレス決済のサービスです。両者を連携して使えます。Airレジ基本機能は0円ですが、有料機能・機器等は別。Squareも月額0円のフリープランと有料サービスを区別して確認します。Airレジの費用、Airペイの料金、Squareの料金プラン
したがって「Airレジ無料、Square有料」のような大づかみな比べ方は適切ではありません。両方とも、選ぶ機器と追加機能で支払額が変わります。
違いが出るのは、手持ち機器と会計の動き
Airペイの通常のカードリーダー構成では、対応iPadまたはiPhoneを使います。カードリーダーは無償貸与の案内です。一方、Square リーダーは本体税込4,980円で、対応スマートフォン・タブレットと組み合わせます。Airペイの必要機器、Square リーダーの製品情報
まず手持ち機器の型番とOSを調べ、公式の対応状況を確かめましょう。「タブレットを持っている」だけでは、そのまま使えるとは判断できません。
そのうえで、商品選択から決済までの流れを確認します。忙しい時間帯を想定して、追加注文、別々の支払い、決済後の取消し、レシート再発行を試してください。スタッフが迷いやすい箇所をメモしておくと、デモや導入相談が具体的になります。
優遇カード料率の差は0.02ポイント
Airペイには主要6ブランドの対面カード決済が2.48%となるディスカウントプログラムがあります。ブランドごとの条件と審査があり、オンライン決済は対象外です。Airペイのディスカウントプログラム
Squareは、年間キャッシュレス総取引額3,000万円未満などの条件を満たす事業者の主要カード対面決済が2.5%です。中小企業の定義や上場企業等との関連についても条件があります。Squareの手数料と適用条件
両方の優遇が同じ売上に適用されると仮定すると、月100万円の対象カード決済でAirペイ24,800円、Square25,000円。差は月200円、年間2,400円です。これは料率だけを掛けた概算で、取引ごとの端数処理、機器代、追加機能は含みません。
この差だけで機器を買い替える判断はできません。現在の機器を使えるか、操作を覚え直す時間、必要な有料機能も合わせて考えましょう。
適用条件が違うので、同じ「小規模」でまとめない
Airペイの優遇はブランド別の売上基準などで審査されます。Squareは事業全体の年間キャッシュレス決済額などを確認します。POSに表示される1店舗の売上だけで、優遇の対象と自己判断しないようにしてください。Airペイの適用条件、Squareの適用条件
また、QRコードや電子マネーにカード優遇料率をそのまま掛けないことも重要です。主な客層が実際に使う決済方法で比べる必要があります。
入金日も仕入れの予定と合わせる
Airペイの対面決済の入金は、対象の3銀行で月6回、その他の利用可能な金融機関では月3回という案内です。ゆうちょ銀行は利用できません。Airペイの入金案内
Squareの通常振込は、三井住友銀行・みずほ銀行が翌営業日、その他の金融機関は原則週1回という案内です。銀行休業日などの扱いは公式の最新条件を確認してください。Squareの入金スケジュール
日々の仕入れに現金が必要なら、手数料率に加えて「いつ口座に入るか」も比較の項目に入れましょう。
こんな順で候補を絞る
- 手持ち機器を使えるか確認する
- 店で必要な会計・注文操作を試す
- 自店に適用される決済料率を確認する
- 機器、有料機能、通信費を含む初年度総額を比べる
- 入金日と解約・返却条件を読む
客席注文や厨房連携まで必要なら、スマレジの飲食店向けプランも同じ要件で検討すると比較しやすくなります。
本記事は公式公開情報をもとにした比較です。店舗での使用実績や操作時間の実測を主張するものではありません。申込時は各社の最新条件を確認してください。